伴野内科クリニック
 
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うつ病
 
  寒い時期、暑い時期、季節の変わり目などは、だるい、疲れやすい、食欲がない、という症状をうったえる方が増えます。夏バテだと思っていたら、実は「うつ病」だったという例が少なくないのです。「うつ病」は特別な病気ではありません。「うつ病」の患者数は人口の5%、気がついていない人を含めるとかなりの数になるというデータもあります。だるいというだけで自分が「うつ病」かしらと疑う人は、ほとんどいないのが現状です。「うつ病」の知識が少なく、重い症状を重い浮かべてしまう方が多いのでしょう。「うつ病」とは脳内神経伝達物質の異常によるもので、気持ちの持ちようや性格によるものではありません。「心の風邪」と言われるほど一般的な病気で、他の病気と同じように、初期の段階での治療により、早期の改善ができるのです。 だるい、疲れやすい、食欲がない、という状態が2週間以上続いて、胃の不快感、便秘や下痢、頭痛や肩こりなどの症状があったり、テレビが面白くなくなった、新聞を読む気がなくなった、服装に気を使うのが面倒になった、朝の気分が悪い、イライラすることが多くなった、集中力がなくなった、などの症状が続いている場合は、「うつ病」の疑いがあるかもしれません。医師に相談しましょう。
うつ病とは
 
 
脳は、食べるとか文章を読むなどを命令し、身体に伝えています。それと同じように、食べたい、テレビを見たいなどの意欲や食欲、活力といった命令はセロトニンやアドレナリン(神経伝達物質)が仲介して行われます。セロトニンやアドレナリンが減ったり、働きが悪くなったりすると、憂うつ感などを引き起こして、うつ病の症状があらわれるようになるのです。うつ病でやる気がない、だるいなどの症状が続いているのは、 怠け者になったわけでなく、気の持ちようや性格によるものでもありません。適切な治療により、脳内神経伝達物質の乱れを修正することでうつ病を改善できるのです。

うつ病はこころと身体の両方に症状が表われます。しかし、軽症の時は、こころの症状よりも身体の症状が、表われやすく、身体に表れる症状はそれぞれ、人によって様々なので、うつ病であることが見過ごされてしまうことが多い病気です。
症状例
食欲がない、、眠れないという症状だけでなく、原因不明の頭痛で、いくつもの病院をまわったとか、だるくて検査をしたが、何も異常が出ない・・・など、実はうつ病だったという場合が少なくないのです。 軽症の段階では、他の病気であると自己判断したり、まさかうつ病になっているとは気がつかず、知らず知らずのうちにうつ病を悪化させている場合があります。まず、前の自分と比較してみましょう。以前の自分 にはなかった「憂うつ感」、「興味、関心の低下」(前述したような、新聞を読む気がなくなったなど)が続いているような場合は、早めに医師に相談してください。