伴野内科クリニック
 
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痔
 
  昔から世界中でたくさんの人が痔に悩まされてきました。松尾芭蕉も痔持ちであったと言われています。日本人の3人に1人は、痔に悩んでいるともいわれています。しかし、痔には恥ずかしいというイメージがあるため、誰にも相談出来ず、自己判断による、誤った自己治療により、症状が悪化して、手術をしなければならなくなるケースが多いのです。正しいアドバイスと早期治療により、切ることもなく、早く痛みや出血から開放されます。当院院長は女性である安心感から肛門科の受診者が必然的に多くなり、たくさんの痔の症例を手がけています。また、いつもの痔であると安心していたら、大腸がんであったというケースが増えています。 血便など、症状が似ている病気はたくさんあります。当院では、症状により、大腸内視鏡などを使用して、総合的に診断しています。
肛門科は必ず、月・金曜の午前・午後、水・土曜の午前に受診してくださるようお願いします。
痔の種類、原因と治療
 
  痔の種類、原因と治療
1)痔核
 
 
肛門の周辺にはたくさんの細かい静脈があります。この静脈が膨らんで、イボのようになったもの(静脈瘤)が痔核です。この静脈瘤から出血したり、その中に血栓を形成し、炎症を伴って痛みます。直腸の粘膜下に静脈瘤ができたものを内痔核、肛門外側の皮下にできたものを外痔核と言います。
痔核の原因
人類が立って歩くようになったことから、静脈にかかる圧力が高くなりました。よってv長時間の立ち仕事や、排便時にいきむことで、さらに圧力がかかって、痔核の原因とされています。お産の後も痔核になりやすいです。肛門周辺の静脈の組織が弱い人は静脈が拡張しやすく、静脈瘤に発展しやすいと言われています。このような体質は遺伝することも多いです。また、加齢によって組織が弱くなり、痔核が肛 門外に出やすくなります。
痔核の症状
内痔核-

痛みをほとんど感じませんが、出血をします。赤い血が飛び散るようにでることもあります。 進行すると、排便時に肛門外に飛び出すようになり、さらに進行すると、常に飛び出しているようになり、痛みもあります。これを「脱肛」と言います。

 
外痔核-

もっとも多いのは血栓性痔核です。肛門の外に強い痛みを感じるしこりができます。ほとんど出血はありません。

痔核の治療
保存的療法(軟膏、座薬、抗炎症剤、鎮痛剤、入浴など)で徐々に血栓が吸収されます。肛門を清潔にして温め、便秘や下痢にならないように、食事指導、必要な場合は整腸剤などを服用します。 脱肛には手術が必要です。
2)裂肛
 
 
肛門に傷ができるものです。便秘症の女性に多いのが特徴です。
裂肛の原因
硬い便が急に出て、肛門の上皮が切れ、痛みがあるために排便を抑えてしまい、また硬い便で、傷を広げてしまうことが原因です。これを繰り返し、傷が深くなると、肛門潰瘍となってしまいます。
裂肛の症状
肛門上皮には知覚神経があるために、強く痛みを感じます。排便後数時間に及ぶ痛みが続くこともあります。排便時に紙につくほどの出血があります。
裂肛の治療
常に硬くない便の状態を保つように、食事指導や整腸剤などの服用しv傷に軟膏、座薬などの治療をします。急性の裂肛は一週間ほどで治ります。慢性の裂肛は潰瘍化しており、手術が必要です。レーザー等の外科的手術は最適病院をご紹介します。
3)痔瘻
 
 
肛門と直腸の境にあって、分泌物を出している歯状腺のくぼみ、肛門小窩から細菌が入り、化膿し、膿がたまります。これを「肛門周囲膿瘍」と呼びます。肛門腺の感染が進んで、肛門内とつながった管を形成し、肛門のまわりや、少し離れたところに、おできのようなものができて、膿が出てくる状態を「痔瘻」と言います。
痔瘻の原因
肛門腺窩というくぼみの部分を便が通過する時に大腸菌などの細菌が侵入して炎症が起こるので、下痢症の人に多いといわれています。肛門括約筋の力が強く、細菌が押し込まれやすいので、男性がかかりやすい疾患です。切開や膿が出たあとの穴がふさがらず、肛門周囲膿瘍から痔瘻に発展する原因になることもあります。痔瘻になると、肛門の周囲が膿の混じった分泌液でじくじくしたり、かゆみや不快感を感じるようになります。
痔瘻の症状
膿がたまるにつれて、痛みがひどくなります。痔瘻が進むにつれて肛門の奥に痛みがあり、発熱することもあります。
痔瘻の治療
肛門周囲膿瘍の段階では、膿がでてしまえば症状はおさまりますので、局部麻酔で小さく切開します。 薬で炎症を抑えて治療しますが、再発の可能性が非常に高く、放っておくと、進んだ痔瘻に発展しますので切開後のケアが非常に重要です。痔瘻に発展している場合は手術が必要です。放置していると痔瘻がんが発生する場合もあります。